ついにTitanが起動、K20で20PFLOPS越え

上記リンク先から、気になる部分を以下に。

理論ピークが20PFLOPS越え。

  • 「18,688個のNVIDIA Tesla K20 GPU アクセラレーター」なので、K20は理論で1.17FLOPSなので(Tesla K20 GPU Compute Processor Specifications Released | techPowerUp)、GPU部分だけで21.8PFLOPSとなる。
  • CPUとのバランスがわからないのですが、2GPU/1CPUよりもCPUの割合が多くなる事は無いと思うので、そうなるとCPU部分だけでもペタを超えるわけです。そうなると、CPUの部分を遊ばせておくのはどうなのよ、的なお話が必ず出てくるわけで(既にそのようなやり方で成果を出している人もいますが)、ヘテロアーキでのプログラミングがこれから重要になってくることがこの事例からもわかります。

Jaguar比較で電力あたりの効率が5倍

  • Green500で1位になる計算ですね。/実際のランキング(2012年11月)では3位でした。Xeon PhiとAMD FireProを用いたシステム(規模はTitanよりも小さい)が上位に来ました。

計算モジュールを交換してXK7に

  • 筐体そのままでモジュールを入れ替えればそれでOKみたいなのがCrayの特徴の1つ。この特徴は、顧客を囲い込むには良いやり方ですね。

メモリを710テラバイト

  • 京はそれの2倍弱あります。演算あたりのメモリ量で比べると…Titanと京には結構な差があります。気象気候モデルでは、Titanのそれでも大丈夫だと思うけど、分野によってはこれがネックになる事は無いのかな、と思いましたがそんなのは検討しているはずなので無いのでしょう。